ボブロスの絵はアラスカなどの絵が多いのですが、 たまには日本の風景画を描きたくなります。今回は「桜と富士」です。

ボブロス画法では湿ったキャンバスの上に湿った絵の具をのせて描いていきますので 早く描けてグラデーションがとても楽にできます。この画法をウエットonウエット画法ともいいます

１．最初にリキットホワイトでキャンバスを湿らせます。
	２．いつものように最初は空と水。色は青です。	３．富士の下塗りは青＋茶＋えんじ＋白です。雪はＬＷ＋白。
４．手前の山の色青＋茶＋えんじをナイフで置きます。	５．筆でのばし下をぼかします。	６．桜の下塗りの色はえんじです。
７．桜のハイライトは白＋ＬＷです。	９．草地の下塗りの色は青＋茶＋えんじ＋緑です。	１０．草地のハイライトは黄色系の色です。
		絵の具（ボブロス専用） 白（TW）青（PＨB） 薄茶（DS）　茶（VB） えんじ（AC）　緑(SG) 黄（CY）黄土（YO） 柿色（IY）
１１．茶で下塗り、ハイライトは薄茶＋白で土をいれます。水に桜の色をいれ反映です。ＬＷ＋白で水際の線を入れます。	１２．手前に桜の枝です。茶で枝、桜はえんじ＋ＬＷ＋白です。
今回の絵はボブロスのオリジナルではありません。 ボブロス画法で描いた私の創作です。創作といっても、雲や山、並木や茂みなどの基本的な 部品を組み合わせて一枚の絵にしています。 空や水、波や草などの基本的な部品の描き方さえマスターすれば誰にでも簡単に描けるのです。

１．リキッドホワイトの塗り方はブログ「ボブロス画法で描きま専科」 の技法（２）を参照してください。

　　
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